【看護師の転職】採用担当者に響く自己PRの書き方|経験・スキル別の例文付き

元看護師のゆかり

【執筆者プロフィール】

はじめまして!元看護師のゆかりです。実際の現場での経験や知識を活かし、信頼性の高い情報を提供するよう努めています。最新の求人情報やキャリアアップのヒントなどをインスタグラムツイッターでも発信していますので、ぜひフォローしていただけると嬉しいです!情報を随時更新していますので、ぜひご覧ください。※プロモーションを含みます。

「日々の看護業務は得意だけど、自分のことを文章にするのは苦手…」
「面接でうまくアピールできるか不安…」
「他の看護師と差がつく自己PRって、どうやって書けばいいの?」

より良い環境を求めて転職を決意したものの、履歴書や職務経歴書の「自己PR」欄を前に、ペンが止まってしまう看護師の方は少なくありません。

自己PRは、あなたがこれまで培ってきた看護師としてのスキルや経験、そして人柄を、未来の職場に伝えるための大切な「プレゼンテーション」です。ここであなたの魅力が十分に伝わるかどうかで、書類選考の通過率や面接での評価は大きく変わります。

この記事では、多くの看護師の転職をサポートしてきた専門家の視点から、採用担当者の心に響く自己PRを作成するための具体的な3ステップ、経験や強み別の例文、そしてライバルに差をつけるための秘訣まで、詳しく解説します。

  1. なぜ自己PRが転職成功の鍵を握るのか?
  2. 【3ステップで完成】あなたの強みを引き出す自己PR作成術
  3. 【経験・強み別】そのまま使える看護師の自己PR例文集
  4. 【重要】自己PRをさらに磨き上げ、転職を成功させる秘訣
  5. まとめ:最高の自己PRは、理想のキャリアへのパスポート

1.なぜ自己PRが転職成功の鍵を握るのか?

多くの応募書類に目を通す採用担当者は、自己PRから何を知りたいのでしょうか。それは、単なるスキルや経歴のリストではありません。

  • あなたがどんな看護観を持ち、仕事にどう向き合っているか(人柄・価値観)
  • あなたの強みが、応募先の病院や施設でどう活かせるか(貢献の可能性)
  • 今後の成長意欲やキャリアプラン(将来性)

自己PRは、これらの情報を凝縮して伝え、採用担当者に「この人に会ってみたい」「一緒に働きたい」と思わせるための、最も重要なツールなのです。

2.【3ステップで完成】あなたの強みを引き出す自己PR作成術

何から手をつけていいか分からない、という方は、以下の3つのステップに沿って進めるだけで、驚くほど簡単に自己PRの骨子が完成します。

ステップ1:経験の棚卸し(自分の武器を見つける)

まずは、これまでの看護師経験を振り返り、自分の「武器」となる要素を書き出してみましょう。「すごい経歴なんてない」と思う必要はありません。日々の業務の中に、あなたならではの強みが必ず隠れています。

  • 得意な看護技術や分野(例:採血、褥瘡ケア、呼吸器管理など)
  • 患者さんやご家族とのコミュニケーションで工夫したこと
  • チーム医療で貢献した経験(新人指導、業務改善提案など)
  • どんな性格だと言われるか(例:冷静、粘り強い、共感力が高いなど)

ステップ2:PREP法で構成(伝わる文章の型)

書き出した要素を、PREP法という伝わりやすい文章の型に当てはめて構成します。

  • P (Point):結論。私の強みは〇〇です。
  • R (Reason):理由。なぜなら、〇〇という経験があるからです。
  • E (Example):具体例。例えば、以前の職場で〇〇という状況の際に…。
  • P (Point):結論。この強みを活かし、貴院に貢献したいです。

この型に沿って書くだけで、話が脱線せず、論理的で分かりやすい自己PRになります。

ステップ3:応募先に合わせた調整(ラブレターのように)

完成した自己PRを、応募先の病院や施設の特徴に合わせて微調整します。例えば、急性期病院なら「迅速な判断力」、療養型病院なら「患者さんに寄り添う傾聴力」を強調するなど、相手が求めているであろう能力と自分の強みを結びつけましょう。企業理念や看護部長のメッセージなどを読み込むと、より響く内容になります。

3.【経験・強み別】そのまま使える看護師の自己PR例文集

上記のステップを踏まえた、具体的な自己PRの例文を4つのケースでご紹介します。ご自身の状況に近いものを参考に、あなただけのエピソードを加えてアレンジしてみてください。

ケース1:臨床経験が豊富な看護師

私の強みは、5年間の循環器内科病棟で培ったアセスメント能力と急変対応力です。特に、心電図の読解や、患者様の僅かな状態変化を察知し、医師へ迅速に報告・連携することには自信があります。この経験を活かし、貴院の急性期医療チームの一員として、質の高い看護を提供し貢献していきたいと考えております。

ケース2:未経験分野へ挑戦する看護師

私は、患者様一人ひとりと深く向き合い、長期的な信頼関係を築く看護にやりがいを感じてきました。これまで3年間、外科病棟で培った基本的な看護技術とコミュニケーション能力を土台に、今後は在宅医療の分野で患者様の生活を支える看護に挑戦したいと考えております。貴社で訪問看護の専門知識を積極的に学び、地域医療に貢献できる看護師を目指します。

ケース3:コミュニケーション能力をアピールしたい看護師

私の強みは、患者様やご家族の不安に寄り添う傾聴力です。前職の緩和ケア病棟では、患者様が本音を話しやすい雰囲気作りを心がけ、対話を重ねることで、精神的な苦痛の緩和に努めてまいりました。この経験を活かし、患者様中心の看護を理念とされる貴院で、患者様と医療チームの架け橋となれるよう尽力いたします。

ケース4:ブランクがある看護師

出産・育児のため5年間現場を離れておりましたが、常に最新の医療情報に触れ、復職セミナーに参加するなど、看護師としての知識のアップデートに努めてまいりました。子育てを通じて培った、相手の立場に立って考える力や、臨機応変な対応力は、必ずや看護の現場で活かせると確信しております。研修制度が充実している貴院で一日も早く勘を取り戻し、即戦力として貢献できるよう努力いたします。

4.【重要】自己PRをさらに磨き上げ、転職を成功させる秘訣

ここまで自己PRの作成方法を解説してきましたが、一人で作成した自己PRには、どうしても「独りよがり」になってしまうリスクが伴います。「自分の強みだと思っている点が、実はあまり評価されない」「もっとアピールすべき経験があるのに、自分では気づけていない」といったことは、非常によくあります。

転職のプロ(転職エージェント)に相談する

そこで、ライバルに差をつけ、転職成功率を格段に上げるための秘訣が、看護師専門の転職サイトや転職エージェントを活用し、プロの視点から添削してもらうことです。

転職エージェントは、数多くの看護師の転職を成功させてきた、いわば「転職のプロフェッショナル」です。彼らは、

  • 採用担当者が、自己PRのどこに注目しているか
  • あなたの経歴の中で、どの部分が「高く売れる」武器になるか
  • 応募先の病院が、今どんな人材を求めているか

といった、個人では得られない貴重な情報を持っています。多くの転職サイトでは、これらのキャリア相談や書類添削サービスをすべて無料で利用できます。

5.まとめ:最高の自己PRは、理想のキャリアへのパスポート

自己PRは、あなたの看護師としての価値を証明し、理想のキャリアを手に入れるための大切なパスポートです。今回ご紹介した3つのステップでまずは骨子を作り、あなただけの具体的なエピソードを加えてみてください。

そして、そのパスポートを完璧なものに仕上げるために、ぜひ一度、転職のプロの力を借りてみることをお勧めします。客観的なアドバイスをもらうことで、自分では気づかなかった魅力が引き出され、自信を持って面接に臨むことができるはずです。

人気の看護師転職サイトは、登録も相談も無料です。まずは登録して、どんな求人があるか眺めたり、キャリアアドバイザーに話を聞いてもらったりすることから、新しいキャリアへの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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