看護師の転職で準備すべきことは? 転職先を探す方法やコツも紹介

「なかなか自分の希望に合った転職先が見つからない」「在職中に転職先を見つけるのは厳しいかも」など、看護師の転職で悩んでいる方は多いでしょう。また、より良い転職先を見つけるため、在職中に準備すべきことがあります。事前準備が希望どおりの転職先を見つけるコツです。

本記事では、看護師の転職で準備すべきことや転職先を見つける方法を解説します。

  1. 看護師の転職先を探すには?
  2. 看護師の転職に適した時期はいつか?
  3. 看護師の転職にかかる期間はどのくらいか?
  4. 在職中に準備しておくことは?
  5. 看護師の転職に関してよくある質問

この記事を読むことで、看護師の転職に必要なことが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.看護師の転職先を探すには?

最初に、看護師の転職先を探す方法をいくつか紹介します。

1-1.インターネットで求人情報を調べる

一般的な職探しはハローワークに行ったり、求人情報誌を見たりする方法ですが、看護師の場合はインターネットを利用する方法がおすすめです。ハローワークに通う時間があれば、利用しながらインターネットで検索するといいでしょう。インターネットでは、求人情報誌で公開されていなかった求人情報がゲットできる可能性があります。そして、自分の条件に見合った求人が見つかれば、窓口で職業相談をするのがおすすめです。職業相談所では、より自分の希望条件に合った職場を見つけてくれますし、分からないことも気軽に尋ねることができるでしょう。

1-2.看護師転職サイトを利用する

最近では、看護師転職サイトを利用する方が増えてきました。看護師転職サイトのメリットは、看護師専門の求人情報を得ることができる点です。求人誌に掲載されていない求人情報が掲載されている可能性があるため、より自分の希望条件に合った転職先が見つかりやすくなるでしょう。また、担当コンサルタントが自分の代わりに希望条件に沿った転職先を見つけてくれます。仕事をしながら転職先を見つけるのはとても難しいことですが、代わりに探してもらえるなら安心です。気になることがあれば、メールや電話などで相談できるのも大きなメリットといえるでしょう。

1-3.知人や友人に紹介してもらう

自分で転職先を探す場合、知人や友人に紹介してもらう方法もあります。看護師の知人や友人がいれば、転職先を探している旨を伝えるといいでしょう。知人や友人が働いている病院で求人を募集しているなら、紹介してくれるかもしれません。また、ナースセンターに直接行く方法もあります。ナースセンターは無料で求人を紹介しており、ハローワークと同じく国が運営している機関です。47都道府県それぞれに最低1つのナースセンターが設置されているので、チェックしてください。

2.看護師の転職に適した時期はいつか?

看護師の転職に適した時期はいつになるのでしょうか。

2-1.ベストな時期は2~3月

看護師の転職時期に適しているのは、2~3月ごろだといわれています。2~3月ごろは、4月の入植者を増やすために、全国の病院が求人を増やす時期だからです。4月は看護学生が就職する時期でもあるため、転職者の採用枠が増えるでしょう。看護師の求人が最も多くなる時期は、希望に合った転職先が見つかりやすい時期でもあります。ただし、その分、ライバルも増えるので自分のスキルや技術を熟知しておかなければなりません。転職までの理想の流れとしては、1月半ばから転職活動を始め、3月中旬には新たな病院への転職を確定させ、4月から出勤という形です。

2-2.7~8月、12月も転職におすすめ

2~3月のほか、7~8月、12月も看護師の転職時期としておすすめです。7~8月と12月はボーナスが出る時期なので、転職する人をターゲットに求人数が増える傾向があります。2~3月の転職時期を逃した方は、7~8月を目安に転職先を見つけるといいでしょう。また、12月に入ってボーナスを受け取ってから転職活動を始めるのも方法の1つです。1年の中で最も求人数が増える2~3月にベストな転職先を見つけることができるでしょう。

2-3.4~6月は転職を避けたほうがいい

逆に、看護師の転職で避けたほうがいい時期は、4~6月です。4~6月は、看護学校を卒業した新人看護師や転職をした看護師でいっぱいになります。新しい人を雇うよりも今働いている看護師を指導したいという病院が増えるため、求人数は極端に増えるでしょう。また、この時期に転職したとしても、中途採用者向けの研修を行ってもらえないケースがあります。看護師としてキャリアアップを目指したい方にとっては、不満を抱きやすい時期になるので要注意です。

3.看護師の転職にかかる期間はどのくらいか?

それでは、看護師の転職にかかる期間は、一体どのくらいになるのでしょうか。

3-1.最低でも約3か月必要

看護師の転職にかかる期間は、約3か月必要だといわれています。多少前後することはありますが、ほぼ3か月の期間をかけて転職活動を進める人がほとんどです。看護師の面接は1回のみで済ますケースが多いため、約2か月で転職活動が終わりすぐに入職するケースもあります。そのため、余裕を持って、約3か月を目安に転職活動を進めることを念頭に置いてください。

3-2.人気の医療機関ほど転職活動が延びる

人気がある医療機関ほど、転職するまでに時間がかかる傾向があります。前述したように、看護師の転職活動期間はだいたい3か月が相場です。しかし、条件が良い医療機関ほど転職希望者が殺到するため、3か月以上かかることもあります。3か月以上の期間を要する場合、ほかの求人情報を見逃してしまう恐れがあるでしょう。時間を有効活用するためにも、複数の求人に応募しておくと安心です。

3-3.2週間前に退職届を出す準備を

看護師が転職を始める時期は人それぞれですが、少なくとも2週間前に退職届を提出していなければなりません。看護師長へと報告を行い、退職届を提出して新しい職場を探します。生活に余裕があれば退職してから職探しをする可能性がありますが、働きながら転職先を探す方が多いでしょう。転職先が決まった上で退職届の提出をしたり、師長への報告を行ったりするケースもあります。

4.在職中に準備しておくことは?

ここでは、在職中に準備しておきたいことをいくつか紹介します。

4-1.今までの経験で学んだ知識・看護技術を振り返る

自分のスキルに合った転職先を見つけるために、今までの経験で学んだ知識や看護技術などを振り返る時間が必要です。しっかり自分自身と向き合うことで、新しい環境で不安も少なく仕事を始めることができるでしょう。また、これから自分は何をしたいのか・スキルアップを目指したいのかなど、今後の看護師としての在り方も見つめ直すことができます。看護師の働き場所はたくさんあるので、どのような環境で働きたいのか明確にしてください。

4-2.自己分析も忘れずに

看護師の転職には、必ず面接があります。面接では、転職希望先の医療機関で自分のスキルをどのように生かすことができるのか、面接者にアピールすることが大切です。上手にアピールするには、自己分析を忘れずに行う必要があります。自分の強みだけでなく、弱みも理解することで、相手に強みをアピールできるというわけです。なお、多くの医療機関では、今までのキャリアやスキル・資格などが重要な判断材料となっています。人気の医療機関へ転職したい方は、自己分析が大きな強みになるでしょう。

4-3.情報をしっかり集める

看護師で転職を成功させた人の多くは、応募先に関する情報収集をしっかりしていたという共通点があります。転職で成功できない大きな原因は、情報収集不足といっても過言ではありません。そのため、在職中にできることから働きたい転職先の情報を調べるようにしましょう。自分で調べることができない場合は、看護師転職サイトのコンサルタントに手伝ってもらう方法もあります。ただし、職場の人間関係や雰囲気、上司や経営者への不満などは現場でしか分かりません。休みの日は応募先に足を運び、どんな雰囲気か、看護師の態度などをチェックすることをおすすめします。

4-4.転職に関するノウハウを把握する

転職を成功させるためには、看護師の転職ならではのノウハウを把握することも大切です。看護師転職サイト等には、ノウハウや転職に必要なことが掲載されています。休憩時間や休みの日の時間を利用して、サイトをチェックしノウハウを把握することも大切な転職準備です。悩んだり、困ったりすることがあれば、コンサルタントに相談するといいでしょう。優良転職サイトなら、どのような相談ごとでも丁寧に親身になって話を聞いてくれるはずです。

4-5.応募書類や面接の準備も

在職中に準備しておきたいことは、転職の成功率を上げる応募書類を作ることです。まずは、自分の経歴やスキルなどが記載された応募書類を相手に送ります。書類を通過すれば面接に入るため、まずは転職の成功率が高い応募書類を作成することが大切です。そこで、1番のポイントといえるのが、採用する側の立場になる点でしょう。採用する側の情報収集はもちろん、どんな看護師を必要としているのか、採用する側に興味が湧くような内容になっているか確認が必要です。「この人と実際に会ってみたい」と思わせるような応募書類を作成しましょう。また、面接でどのようなことを聞かれてもスムーズに答えられるよう、心構えをしておく必要があります。

5.看護師の転職に関してよくある質問

看護師の転職に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.看護師の転職目的とは?
A.キャリアアップ・スキルアップ目的での転職や、ライフスタイルを見直すためなど人それぞれです。看護師長や管理職を目指している方は現職でコツコツ続けるケースが多いですが、専門知識を身につけたスペシャリストになりたい看護師は、その専門知識を学び生かすことができる職場に転職します。また、結婚や出産を機会に夜勤がないクリニックや病院に転職する看護師も多いでしょう。自分が何の目的で転職するのかハッキリさせることも大切です。

Q.転職スケジュールの立て方は?
A.具体的なスケジュールを立てたほうが転職もスムーズに進みますが、大まかな転職スケジュールでも構いません。一般的な転職活動の流れは以下のとおりです。

  1. 事前準備と情報収集
  2. 応募書類作成
  3. 応募・面接
  4. 内定
  5. 引き継ぎ・退職

転職活動は事前準備からスタートしますが、この段階でどのように転職活動をするのかスケジュールを決めておかなければなりません。転職活動は現職の忙しさや求人市場の状況の影響を受けるため、逆算法でスケジュールを立てましょう。いつから転職活動を始めるかではなく、いつから新しい職場で働き始めたいかに注目します。

Q.転職サイトの選び方は?
A.3~4社程度の転職サイトを比較して、サービス内容や求人情報が充実しているところを選びましょう。転職サイトを何社も登録する方がいますが、1社にしぼったほうがより濃厚な情報を得ることができます。また、コンサルタントが丁寧に受け答えしてくれるか、自分に合っているかどうかも要チェックです。

Q.転職サイトと直接応募はどちらが有利か?
A.場合によっては、直接応募のほうが有利になるでしょう。病院側にとっては、直接応募してくれたほうがスピーディーに進めるからです。ただし、転職初心者は転職サイトを利用したほうが有利な面があります。転職未経験者は転職のノウハウを持っていないため、相談にのってくれるサイトを利用したほうがいいでしょう。

Q.面接で失敗しないための準備とは?
A.看護師としてのスキルや技術に注目しがちですが、基本的なマナーや人間として信用できる相手かどうかを採用する側は観察しています。そのため、身だしなみ・目を合わせて話す・受け答えをハッキリするなどの基本的な部分に気をつかってください。また、さまざまな場面を想定した事前準備もしっかりと整えておきましょう。

まとめ

看護師の転職は、事前準備が大きなカギになっているといえるでしょう。自分がどんな職場で働きたいのか、何のために転職するのか目的をハッキリさせた上で、自己分析をします。自分の強みと弱みをしっかりと把握しておけば、応募先にうまくアピールできるでしょう。また、在職中に応募先の情報を収集したり、常に求人情報をチェックしたりするなどの努力も大切です。