
看護師の転職におすすめの時期を解説! 転職するならこの月!
看護師は比較的転職しやすい職業です。そのため、ライフスタイルに合わせた働き方を求めて転職をくり返す人も珍しくありません。しかし、その一方で「転職したいが、どの時期がよいか迷っている」という人もいるでしょう。そこで今回は、看護師が転職するのにおすすめの時期や転職のタイミングなどについて解説します。
- 看護師が転職をするのにおすすめの時期
- 看護師の転職事情
- 看護師の転職方法
- 看護師の転職に関するよくある質問
この記事を読めば、最近の転職事情もよく分かるでしょう。転職を考えている看護師さんはぜひ読んでみてくださいね。
1.看護師が転職をするのにおすすめの時期
はじめに、看護師が転職するのにおすすめの時期やタイミングを紹介します。
1-1.1・9・10・11月は転職しやすい時期
前述したように、看護師は転職しやすい職業なので常に一定の求人はあります。しかし、職場の受け入れ態勢が整っていないと、引き継ぎがうまくいかなかったり、人間関係につまずきやすくなったりすることもあるでしょう。また、人気がある職場は特定の時期にしか求人を出さないこともあります。病院によって若干の差がありますが、新しい職場で働き始めるなら、1月・9月・10月・11月くらいがおすすめの時期と言えるでしょう。
1-2.人手不足を見越して病院は求職活動を行う
看護師の退職は、12月・3月・7月に多いと言われています。これは、年末と冬のボーナス時期、年度末・夏のボーナス時期後にあたり、1月や4月から新しい職場で働きたいという人にも都合がいいので退職者が増えるのです。そのため、病院はそれを見越して1月・7~9月・11月、12月あたりに求人を多めに出します。ですから、この時期は条件の求人が出やすいと言えるでしょう。たとえば、1月から働きたい場合は、10月から転職活動を行い、12月に転職先を決めたりするといいですね。
1-3.経験の少ない看護師は4月から新職場で働くのがおすすめ
勤続年数が長い看護師は、経験があるのでいつ転職しても職場になじめるでしょう。一方、経験が少ない看護師は新人と一緒に研修を受けることができる4月から働くのがおすすめです。また、4月は新人が入ってくる時期なので、職場のほうも受け入れ態勢を整えています。ですから、指導も受けやすいでしょう。
1-4.長期休みがある時期や人が少なくなる時期の転職は控える
夏休みがある7・8月や12月、人が少なくなる3月は転職には不向きの時期です。特に、3月は退職が増える上に異動の時期でもあり、職場全体が落ちつかない雰囲気になりがちでしょう。また、8月や12月はお盆休みやお正月休みを控えて、イレギュラーなことが起こりやすくもなります。このような時期に転職しても周囲のフォローは期待できません。
2.看護師の転職事情
この項では、看護師の転職事情について解説します。
2-1.看護師の働き方は多様化している
現在、看護師を必要としている職場はたくさんあります。そのため、看護師の働き方も多様化し、正社員だけでなくパートやアルバイト、派遣社員などとして特定の時間だけ働く人も増えてきました。看護師は女性が多く、結婚や出産でライフスタイルが変わりやいため、働き方を変えるために転職する人もたくさんいます。そのため、転職支援もほかの職業に比べれば手厚い傾向です。
2-2.ブランクがあっても再就職しやすい
医療の世界は日々、技術が進歩しています。事情があって何年も仕事から離れていた場合、職場復帰を躊躇する人もいるでしょう。そのため、都道府県にある看護協会などが、就職復帰を手助けするセミナーなどを開いています。ですから、ブランクがあっても復職しやすいでしょう。
2-3.転職をくり返すとキャリアが積めない
看護師がキャリアを積み、認定の試験に合格すると、より質が高く専門的な看護を提供できる専門看護師になることができます。また、看護師長などへの昇進も勤続年数が長いほど有利です。転職をくり返すとキャリア積めず、昇進や昇給の機会を逃してしまうこともあります。ですから、いくら転職しやすい職業だからといって安易に転職するのはおすすめできません。
3.看護師の転職方法
この項では、看護師の転職方法を具体的に解説しましょう。
3-1.転職活動は3か月前から始める
今の職場を退職して転職する場合、1~2か月の猶予が必要です。ですから、転職したい月の3か月前から転職活動を始めましょう。たとえば、1月から新しい職場で働きたい場合は、10月から転職活動を始めるといいですね。転職は焦るほどうまくいきません。時間に余裕をもって行いましょう。
3-2.看護師専用の転職サイトを利用してみよう
看護師は専門性が高い職業なので、専用の転職サイトも豊富です。ハローワークや一般的な転職サイトでも求人は出ていますが、やはり専用の転職サイトを利用したほうがいいでしょう。また、看護協会などで開催している職場復帰のセミナーを利用すると、転職のサポートをしてくれます。
3-3.転職は条件をよく確認して行う
転職を行う場合は、条件をよく確認しましょう。給与がよくても夜勤手当込みの可能性もあります。また、短期間で転職をくり返すと条件のよい職場に転職しづらくなることもあるでしょう。よいなと思う転職先を見つけたら、条件をよく確認した上で面接などを申し込むことが大切です。
4.看護師の転職に関するよくある質問
この項では、看護師の転職に関する質問を紹介します。
Q.どんな職場でも1月や4月が転職時期としておすすめですか?
A.いいえ。個人経営のクリニックなどはその限りではありません。
Q.職場に退職の意志を伝えるのは、退職したい日のどのくらい前に行う必要がありますか?
A.2週間~1か月前がおすすめですが、それより前でもかまいません。
Q.転職先からすぐに出勤を求められた場合は、急に辞表を出しても大丈夫ですか?
A.職場が認めてくれれば問題ありませんが、辞表を出しただけで引き継ぎなしで辞めるは避けましょう。
Q.転職は何回までなら大丈夫ですか?
A.特に決まりはありませんが、数か月ごとに職場を変えるようなことをしていると、やがて転職に影響が出るでしょう。
Q.看護師として勤め始めて何年目くらいから転職ができるようになりますか?
A.特に決まりはありませんが、即戦力として役立ちたいなら最低でも1年は同じ職場に勤めましょう。
まとめ
いかがでしたか? 今回は看護師の転職事情やおすすめの時期などを紹介しました。職場の受け入れ態勢が整っているなら、特に時期にこだわることはありませんが、できるだけ職場に余裕がある時期に転職するのがおすすめです。