退職する方法

看護師が円満に退職する方法とは? 注意点やコツを解説!

元看護師のゆかり

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看護師は、比較的転職しやすい職業と言われています。常に一定の求人があり、年齢を問わずという職場も珍しくありません。ブランクがあっても就職できることも多いでしょう。その一方で、退職の際に職場ともめて嫌な思いをした、引き止めにあってやめられないというケースもあります。
そこで、今回は看護師が円満退職をするコツや、退職するまでにやっておくべきことなどを紹介しましょう。

  1. 看護師が退職する主な理由
  2. 退職を申し出る時期は?
  3. 退職までの流れ
  4. 円満退職するコツ
  5. 看護師の円満退職に関するよくある質問
  6. おわりに

この記事を読めば、看護師が円満に職場を退職するまでの流れが、よく分かります。退職・転職を考えている看護師は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.看護師が退職する主な理由

はじめに、看護師が退職を考える主な理由を紹介します。

1-1.やむをえない理由

親の介護・自身の体調・転居・家庭と仕事の両立ができないなどの理由は、本人や職場が努力しても回避できないものです。そのため、退職を撤回するように求められることはほとんどないでしょう。

1-2.前向きな理由

専門分野をもっと極めるためなど、自身のスキルアップを目的とした退職は、職場で理解されやすいでしょう。出産なども同様です。職場によっては「キャリアップをしたり、落ち着いたりしたら戻ってきてね」と復職の可能性を残してもらえます。

1-3.職場の不満

職場の人間関係・給与・働き方に不満がある、という理由で退職したいという場合は、職場の印象はよくありません。場合によっては「不満を感じているところを改善するから、退職を撤回してほしい」と説得されることもあるでしょう。また、退職が認められた場合でも、理由を知られれれば退職日まで仕事がしにくくなることもあります。

1-4.退職の理由を正直に話さなくても大丈夫?

退職の理由を、正直に職場へ伝える必要はありません。円満に退職するためには、職場が「そのような理由ならば、しょうがない」と納得する理由を述べておいたほうがいいでしょう。親しくて信頼できる人にだけ、本当の退職理由を話すという方法もあります。

2.退職を申し出る時期は?

退職を考えたら、まず職場の就業規則を確認しましょう。退職についての項目があるはずです。労働基準法では、退職したい旨を職場に告知すれば、14日後に退職できることになっています。しかし、看護師の仕事は2週間では引き継ぎきれないものも多いでしょう。ですから、前例があればそれに倣いましょう。規則がない場合は2か月前くらいに直属の上司や部署の管理者に退職の相談をし、退職日を調整するといいですね。2か月あれば引き継ぎも十分にできるでしょう。ただし、やむをえない理由で退職する場合は、勤めを続けられないと分かった時点ですぐに上司へ相談しましょう。

3.退職までの流れ

この項では、退職まで行うべきことや、提出する書類などを解説します。

3-1.退職の相談をする

退職を決意した場合は、まず直属の上司や部署の責任者などに退職の相談をしましょう。前述したように、早めの方が引き継ぎ等ができやすいのですが、早すぎても忘れられてしまいます。職場が人手不足で、引き留めが予想される場合は早めに行い、退職がスムーズにいきそうな場合は、2か月くらい前に相談しましょう。

3-2.退職日を決める

話し合いの結果退職が認められたら、退職日を決めます。この際、有休を消化できるかどうかも聞いておきましょう。職場によってルールが異なることもあります。

3-3.退職届の書き方

退職届とは、「退職します」という意思表示の書類です。ちなみに、「退職を願いたいのですが、許可してもらえますか?」とお伺いを立てる場合は、「退職願」です。どちらもフォーマットはほとんど同じで、「一身上の都合により退職したい」という文章の後、書類を提出する年月日と姓名を書いてください。あて名は、病院の最高責任者(院長など)です。インターネットでフォーマットを検索すればすぐに例文がでてきます。退職届を提出し、受理されたら撤回することは基本的にできません。ですから、話し合いが終わり、退職日も決まったら作成しましょう。なお、退職届に理由を書く必要はありません。「一身上の都合」で大丈夫です。

3-4.引き継ぎをする

退職日が決まったら、引き継ぎを行います。自分が中心に行っている仕事を、後任に説明し、スムーズに行えるようにしましょう。忙しくてマンツーマンで引き継ぎをしている余裕がない場合は、マニュアルを作成するといいですね。

3-5.事務手続きや、退職後の確認

退職にかかわる事務手続きや制服の返却などの雑務も、引き継ぎと並行して行っていきましょう。署名捺印が必要なものも多いので、印鑑を持ち歩いておくといいですね。

3-6.引き止めにあったら?

退職の相談をすると、給与を上げる、勤務時間を考えるなどの提案をされ、引き止められることも珍しくありません。人手不足で忙しい職場ほど、引き止められる可能性は高くなります。しかし、退職を撤回しても待遇が改善されるとはかぎりません。このような職場の場合は、転居・介護・健康など職場や本人の努力では、どうにも改善できない理由をつけ、退職を願い出るといいですね。引き止めにあったら、退職届を出してしまうという方法もあります。退職届を受け取ってしまったら、職場としては退職を認めないわけにはいきません。なお、退職届を受理しない、脅しのようなことをされたなどという場合は、労働基準局や社会保険労務士・病院の労働組合に相談しましょう。

4.円満退職するコツ

円満退職するには、以下のようなことに気をつけましょう。

  • 退職の相談は2か月前には行う
  • 職場が引き止められないような理由をつけて退職する
  • 引き継ぎはしっかりと行う

この3つをしっかり行えば、円満退社が可能です。また、忙しい時期に退職を願い出ると、「この時期が終わったら」と逃げられることもあります。退職の相談をする時期もしっかりと見極めましょう。

5.看護師の円満退職に関するよくある質問

Q.総合病院でも個人病院でも、退職に関する流れは一緒ですか?
A.はい。大きな違いはありません。

Q.退職届を受理してもらえない場合は、どうすればいいですか?
A.職場あてに郵送するという方法もあります。どうしても受け取ってもらえない場合は、労働基準局に相談してください。

Q.職場は常に忙しいのですが、いつ退職届を出せばいいですか?
A.常に忙しい職場の場合は、早めに上司と相談するアポイントメントを取りましょう。

Q.退職届を出したら、一切職場に行きたくありません。
A.退職届をぎりぎりまで出さないということもできますが、印象は悪くなります。有休が多量に残っており、消費可能な場合は引継ぎを終わらせた後、退職届を出して有休消化に入ってもいいでしょう。

Q.退職願を出したら、退職届は必要ありませんか?
A.基本的にいりませんが、職場が求めている場合は出してください。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回は看護師が円満に退職するコツなどを解説しました。退職する権利は労働者に等しくありますが、円満に退職したい場合は、職場の理解が大切です。ですから、退職の理由も表向きは、職場が納得しやすいものにするといいでしょう。

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