看護師の仕事と子育てを両立したい! 働き方の種類や注意点を解説

看護師は、とてもやりがいのある仕事です。看護師を一生涯の仕事にしたいと思っている人も多いことでしょう。その一方で、たくさんの看護師が、仕事と育児の両立に悩んでいると思います。看護師を必要としている職場は、託児所や保育所を備えているところも多いでしょう。しかし、託児所や保育所を備えている職場で働けば、育児と仕事をスムーズに両立できるというわけではありません。

今回は、子育て中の看護師の働き方や育児と仕事を両立するための工夫などを解説しましょう。

  1. 子育てをしながら看護師として働くメリットとデメリット
  2. 看護師の仕事と子育てを両立させるコツ
  3. 看護師の仕事と子育てを両立しやすい働き方
  4. 看護師の仕事と子育ての両立に関するよくある質問

この記事を読めば、職場復帰をするときや新たな職場を探す際に気をつけておくことなどもよく分かります。子育てをしながら、看護師として働いていきたいと考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.子育てをしながら看護師として働くメリットとデメリット

はじめに、育児と看護師の仕事を両立するメリット・デメリットを解説します。

1-1.子育てと仕事を両立するメリット

子育てをしながら仕事をすると、以下のようなメリットがあります。

  • 出産前に築いてきたキャリアが無駄にならない
  • 経済的に余裕ができる
  • 子どもと離れる時間ができることで、精神的に余裕ができる
  • 日々進歩する医療技術を随時学んでいくことができる

特に、最近の医療技術は日進月歩なので数年間のブランクで、以前身につけた知識が役に立たなくなることもあるでしょう。仕事を続けていれば、このようなブランクを感じずにすみます。

1-2.子育てと仕事を両立するデメリット

子育てと仕事を両立していきたいと考えている場合、以下のようなデメリットがあることも覚えておきましょう。

  • 子どもが小さいほど保育料が高く、給与のほとんどが保育料に回ってしまうこともある
  • 働ける時間が限られ、産前と同じような働きかたができなくなることもある
  • 時間に余裕がなく、精神的につらくなりがち
  • パートナーが協力的でないと、家事と育児の両立が難しくなる

1-3.子育てと育児の両立は、ひとりでは無理?

子育ても仕事も、それぞれとても大切なものです。また、どちらもやることが多く、すべてをひとりで頑張ろうとすると時間的にも、精神的にも余裕がなくなってしまうでしょう。何事にもメリット・デメリットがありますが、育児と仕事を両立することで生じるデメリットは、協力者が多いほど少なくなります。「自分で何もかも頑張らなければ」と思わないことが大切です。

2.看護師の仕事と子育てを両立させるコツ

この項では、看護師の仕事と子育てを両立させるコツを紹介します。

2-1.余裕のある働き方をする

子育てをしながら仕事をすることは、思っている以上に大変です。「このくらいはできるだろう」と楽観視するより、「万が一のことを考えて」と慎重になったほうがうまくいきます。たとえば、最初は時短勤務を申し出る、配偶者が休みのときだけ働きに出るなどして、両立に慣れたら働く時間を伸ばしていきましょう。

2-2.家事を短縮する工夫をする

育児と仕事に加えて、家事も行うとなると体力的にも時間的にも余裕がますますなくなります。宅配食材や食器洗い機・乾燥機能付き洗濯機と、家事を短縮できるアイテムは積極的に利用しましょう。また、パートナーと家事分担について話し合うことも大切です。今は、数時間単位で利用できるハウスキーパーもあるので、利用してみてもいいでしょう。

2-3.いざというときに協力してくれる人を確保しておく

子どもが急に病気になった。子どもの学校行事と大切な仕事が重なり、困っている。このような悩みは、育児と仕事を両立しているうちに、何度も遭遇します。育児はひとりで行うものではありません。パートナーを始め、双方の両親やベビーシッターなど、いざというときに協力してくれる人を確保しておきましょう。また、自治体によっては、時間単位で託児を行ってくれる「ファミリーサポート制度」を導入しているところもあります。

3.看護師の仕事と子育てを両立しやすい働き方

この項では、子育てと仕事を両立させやすい働き方や職場探しの方法などを紹介します。

3-1.元の職場に復帰か、転職か

育児と仕事を両立させようとする場合、多くの人が悩むのが職場です。産前まで働いていた職場が、育児に協力的で理解があるならば、そのまま働いたほうがメリットは大きいでしょう。働きなれた職場のほうがプレッシャーも少なくなります。一方、職場が子育てに理解なく、産前と同じような働き方を暗に求めている場合は転職がおすすめです。看護師は働く場所がたくさんあるので、子育てしやすい時間帯で働ける職場を探しましょう。

3-2.総合病院以外で看護師を求めている職場とは?

看護師の職場というと、入院設備のある総合病院をイメージする人が多いでしょう。しかし、それ以外にも以下のような職場で、看護師を求めています。

  • 入院設備のない個人病院(クリニック)
  • 介護施設
  • 学校
  • 訪問看護ステーション
  • 企業の医務室

また、イベントの救護室など1日~数日間限定で看護師を必要としている職場もあるでしょう。

3-3.働く時間を考える

看護師の働き方は、24時間3交代制・日勤のみ・夜勤のみといったものがあります。また、期間限定で働く方法もあるでしょう。「この時間ならば、子どものことを気にすることなく働ける」という時間がある人は、その時間に働ける職場を探すのも1つの方法です。

3-4.育児支援がある職場を探す

託児所や保育所が併設されている職場ならば、送り迎えの手間が省けます。また、残業などがあっても融通がききやすいでしょう。さらに、子育てをしながら仕事をしている人が多い職場の方が理解者も多く、働きやすい傾向にあります。

3-5.仕事の探し方

今は、看護師専門の転職サイトも増え、条件を詳しく指定して職場を探すことも難しくなくなりました。また、これまでに築いてきた人脈を頼ってみてもいいでしょう。看護師は常に一定の求人があるため、「短時間でも、期間限定でも働ける」というところが数多くあります。
ただし、焦りは禁物です。子どもの成長に合わせて無理がないように復職を目指しましょう。

3-6.復帰をする際の注意点

仕事に復帰する前に、パートナーや協力してくれる人たちと、よく話し合いをしておくことが大切です。特に、「このようなことが起きた場合はどうするのか」をしっかりと話し合っておきましょう。また、いざ職場復帰をしたら、パートナーにも家事をきちんと分担してもらうことが大切です。さらに、同じような境遇の人と比べてはいけません。「あの人はきっちりとやっているのに、自分は」と考えてしまうと、無理をしがちです。

4.看護師の仕事と子育ての両立に関するよくある質問

この項では、看護師の仕事と子育ての両立についてよくある質問を紹介します。

Q.職場復帰は一刻も早く行ったほうが後々楽でしょうか?
A.そんなことはありません。子どもの様子や自分の健康を考えて職場復帰の時期を決めましょう。

Q.ブランクが数年あるので、仕事についていけるか心配です。
A.今、各自治体にある看護協会や病院が再就職の支援研修等を行っています。利用してみましょう。

Q.看護師は1日だけ働く、ということはできますか?
A.はい。イベントの救護室などで1日限定の求人があります。

Q.病院以外の場所で働いたことがありませんが、再就職は病院以外でもできるでしょうか?
A.病院以外の場所でも、看護師の仕事に大きな違いはありません。不安ならば、仕事内容をよく聞いてみましょう。

Q.転職の多さが後でキャリアに影響があるのではと不安です。
A.転職がキャリアの妨げになることはほとんどないので、安心しましょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は子育てと看護師の仕事との両立について解説しました。今は、共働きが当たり前になっています。しかし、家事や育児の負担はどうしても女性のほうが重くなりがちです。看護師の仕事は重労働ですから、家事の手間を省く手段はどんどん導入しましょう。また、最初から産前と同じように働こうとせず、時間に余裕を持った働きかたをすることが大切です。