看護師の給料・ボーナスはどのくらいか? 転職・就職に役立つ情報

看護師は一般的なサラリーマンやOLよりも年収が高いといわれています。現在、少子高齢化がすすんでいるため、看護師の需要が高まると同時に人材不足に陥っている状態です。そのため、看護師を必要としている現場では、人材を得るために労働条件や給料面の改善を行っています。看護師として長く働き続けるためにも、労働条件や環境の良い職場を選びたい方は多いはずです。そこで、本記事では、看護師の給料・ボーナス・転職・有利な資格などについて詳しく説明します。

  1. 看護師の給料について
  2. 看護師のボーナスについて
  3. 看護師の転職について
  4. 看護師の転職方法
  5. 看護師の転職に有利な資格について
  6. 看護師の給料・転職にかんしてよくある質問

この記事を読むことで、看護師として好条件の職場に転職するために必要な情報と知識を得ることができます。転職・就職を考えている方はぜひ参考にしてください。

1.看護師の給料について

看護師の平均給料や病院・都道府県などによる給料の差、夜勤などの手当、最近の傾向、バイト・パートの給料について詳しく説明します。

1-1.平均給料とは

平成27年度の人事院統計書調べによると、看護師の平均収入は519万円でした。正看護師で561万円、准看護士で478万円となっています。一般的なサラリーマンやOLの平均年収は400万円~といわれているため、看護師の給料は高いのだと実感するはずです。平均給料は正看護師で35万円、准看護師で29.8万円となっています。

1-2.給料の差

看護師全体の平均年収が519万円でも、勤め先や職場環境によって、給料の差が出てきます。病院・都道府県・男女・学歴ごとの給料についてチェックしておきましょう。

1-2-1.病院

総合病院・大学病院・個人病院・クリニックなど、勤務先はさまざまです。病院の中でも高めの給料となっているのが、大学病院のおよそ420万~560万円でした。続いて、総合病院が400万~530万円、個人病院やクリニックが340万~440万円です。

1-2-2.都道府県

看護協会が行った調査によると、都道府県別に看護師の給料に差があることがわかりました。給料が高めだったのは、神奈川県や東京都・埼玉県・大阪府などの主要都市です。特に、関東圏はほかの地域と比べて給料が高めでした。逆に、給料が低めだったのは、宮崎県・熊本県・青森県・佐賀県など、人口の少ない地域が見られます。

1-2-3.男女

看護師は女性の割合が多いですが、近年は男性の看護師も増えてきています。男女による給料の差はあると思われがちですが、実際のところは、男女による給料の差はありません。力仕事は男の仕事などという区別は、看護師業界では関係ないといえます。

1-2-4.学歴

看護師の世界でも学歴による給料の差があります。たとえば、同じ正看護師であっても、3年過程を卒業した者と看護系大学を卒業した場合では、およそ7,000円~の差が生まれるのです。学歴のある看護師ほど、高めの給料が期待できます。

1-3.夜勤などの手当について

勤務形態に夜勤がある場合は、基本給に夜勤手当がつきます。職場によって異なりますが、夜勤手当はおよそ4,000~1万円以内です。3交代制の場合は平均4,000~5,000円、2交代制の場合は平均1万円~となっています。夜勤手当のほかにも、休日労働手当・出産手当・役職手当などがあるため、転職・就職の際はきちんと確認しておきましょう。

1-4.最近の傾向とは

少子高齢化の進行により、看護師の需要が高まっています。看護師不足といわれているため、何とかして人材を確保しようとする職場が多いのです。結婚や出産によって離職した看護師を復職させるため、セミナーや講習会を実施しているところもあります。また、育児中の看護師でも働きやすいように、保育所などの環境を整えるところも増加中です。

1-5.バイト・パートの給料について

バイト・パートとして働く場合は、月給ではなく時給となります。シフトを自由に決められるメリットはありますが、正看護師よりも給料は安くなるでしょう。ただし、ほかのバイト・パートよりも時給は高めです。看護師のバイト・パートは、時給1,200~2,200円のところが多く見られます。

2.看護師のボーナスについて

看護師にも、特別手当となるボーナスがあります。ボーナスはいくらになるのか、役職・病院・地域での違いやバイト・パートの場合について詳しくチェックしておきましょう。

2-1.ボーナスについて

平成24年度に行った、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、看護師の年金ボーナスの平均は、およそ79万円でした。看護師の平均月給のおよそ2.5月分となっています。全体的に見る平均ボーナス額は、50万~55万円となっているため、看護師はほかの職種よりも高めのボーナスをもらっていることになるのです。

2-2.役職・病院・地域での違いについて

看護師のボーナスは、勤務先が公立か民間か、就業規則の違いなどによって大きく異なります。支給日・支給回数が異なるため、転職・就職する場合は事前に確認しておいたほうがいいでしょう。基本的に、ボーナスは「基本給×〇か月」という算出方法となります。よって、基本給が高めの公立病院のほうが、ボーナスが高めです。また、基本給が低い地域は、ボーナスも低くなるでしょう。さらに、新人看護師よりもベテラン看護師のほうがボーナスは高い傾向が見られます。勤続年数も大きく関係してくるため、役職がついている看護師ほど高額なのです。

2-3.バイト・パートの場合

ボーナスは福利厚生の一つとなるため、常勤の看護師だけがもらえるものです。バイト・パートは非常勤になるのでボーナスはもらえません。しかし、職場によってはパートでもボーナスがもらえるところがあります。公立よりも個人経営のクリニックや病院のほうが、ボーナスを支給してくれるでしょう。

3.看護師の転職について

条件に見合った職場に転職するためには、看護師の求人・転職のメリットやデメリット・転職先などについて把握しておかなければなりません。

3-1.求人について

看護師の求人数は、年々増え続けています。高齢者が増え続けると同時に、看護師の人手不足も深刻になりつつあるのです。厚生労働省の発表によると、看護師の求人倍率は3倍を超えており、常勤における倍率増加傾向が高くなっています。求人が増えているため、転職・就職に有利なことは間違いありません。

3-2.転職のメリット・デメリット

看護師に転職したい理由は人によってさまざまです。「スキルアップをしたい」「収入アップのため」「人間関係をリセットしたい」など、たくさんの理由があります。特に、看護師の転職メリットで挙げられるのは、より良い環境へ変えられることです。スキルアップしたい方は、最新機器や教育制度が整っている大学病院に、収入に不満がある方は好待遇の病院に転職できます。現状を好転させられることこそ、転職の大きなメリットです。一方で、待遇や勤務体系などが転職前よりももっと悪い状況になることもありえます。ただし、これらのデメリットは、きちんと職場の状況や求人条件・転職先の選び方など、知識を持っておけばクリアできることです。

3-3.転職先について

看護師の転職先といえば、病院やクリニックが挙げられるでしょう。しかし、看護師が活躍できる場はそこだけではありません。病院・クリニック以外にも、老人ホーム・老人介護施設・企業や学校の保健室・訪問看護センター・健診センターなどがあります。転職先は幅広くなっているため、自分の目標を明確にしておいたほうが選びやすくなるでしょう。

3-4.転職経験者の声

「実際に転職経験をした看護師の声が聞きたい」と思っている方は、転職サイトを利用してください。看護師転職情報サイトの「看護師キャリアアップ」では、転職成功コラムを記載しています。失敗しない看護師の転職や転職失敗談などがチェックできるため、転職・就職に役立つはずです。

3-5.注意点

求人数が増え、看護師の職場も幅広くなってきています。そのため、事前に自分がどのような職場に転職したいのか、明確にしておかなければなりません。何のために転職をするのか、考えてみてください。今の職場に抱いている不安をピックアップして、問題が解決できそうな職場を選択するといいでしょう。ある程度、転職の目的や職場の条件を明確にしておけば、スムーズに転職先を見つけることができます。

4.看護師の転職方法

それでは、実際に看護師の転職はどのようにすればいいのでしょうか。転職方法や成功のポイント・相談窓口・転職の流れなどについて説明します。

4-1.転職するにはどうするか

転職するためには、転職先にかんする情報を入手しなければなりません。ハローワークや求人誌など、転職先を見つける方法はたくさんあります。住んでいる地域で募集されている看護師求人をチェックしておきましょう。いつどこでどのような求人に出会うかわかりません。常に、アンテナを張り巡らせておきましょう。

4-2.転職を成功させるポイント

転職先を見つけるにしても、すぐに自分の条件に合った求人が見つかるとは限りません。また、仕事をしながら転職先を探すのは、なかなか難しいことです。そこで、転職サイトの利用をおすすめします。転職サイトは、各エリアの求人情報・非公開求人など多くの情報を取り扱っているサイトです。転職のプロが代わりに転職先を見つけてくれます。また、面接や転職のタイミング・成功のポイントなど適切なアドバイスもしてくれるので安心です。

4-3.相談窓口

転職で悩んでいるときは、親や友人・同僚に相談できないこともあるでしょう。そんなときは、転職サイトのスタッフに相談してみてください。転職サイトには、キャリアパートナーやアドバイザーと呼ばれる担当者がついてくれます。どのような悩みでも相談にのってくれるスタッフを見つけることが、転職を成功させるポイントにもなるのです。

4-4.転職の流れ

ここでは、転職サイトにおける転職方法と流れについて説明します。最初に、利用したい転職サイトを見つけて登録してください。名前・住所・電話番号・メールアドレス・転職先の条件などを記入すれば登録完了です。そして、担当者からの連絡・カウンセリング、求人情報の紹介となります。希望条件に合った求人に応募→書類選考・面接→内定という流れです。

4-5.注意点

転職サイトの中には、丁寧に対応してくれないところがあります。強引な勧誘を行うなどの悪質なサイトがあるため、登録する転職サイトを慎重に選んでください。担当者の対応が悪い・口コミや評判が悪いところには登録しないほうがいいでしょう。また、担当者との関係性や相性にも注意しておかなければなりません。転職成功の大きなポイントは、担当者との関係をうまく築くことです。担当者が自分に合わないと感じたときは、担当者を変えてもらうか、ほかの転職サイトへ登録しましょう。

5.看護師の転職に有利な資格について

転職を有利にすすめるためには、看護師以外の資格を取得しておいたほうがいいでしょう。有利な資格の種類や取得のメリット・キャリアアップのポイント・習得方法について詳しく説明します。

5-1.資格紹介

看護師の転職に有利な資格はたくさんあります。中でも、最も有利とされているのが、認定看護師と専門看護師です。認定看護師は、救急看護・新生児集中ケア・乳がん看護・認知症看護など、21分野があります。臨床経験5年以上の看護師で、6か月以上の研修を受けた後、認定審査に合格しなければ取得できません。そして、もう1つ有名な資格である専門看護師は、キャリアアップの最高峰といわれる資格です。精神看護・老人看護・家族支援・感染症看護など、11分野があります。専門看護師になるためには、臨床経験が5年以上、決められた過程や単位を修得した者で、認定審査に合格しなければなりません。ほかにも、ケアマネージャー・医療環境管理士・糖尿病療養指導士などが挙げられます。

5-2.メリット

資格取得の大きなメリットは、転職・就職に有利な点です。資格取得者は即戦力が期待されるため、現場で重宝される存在となるでしょう。また、資格手当など給料面でも大きなメリットがあります。さらに、役職につきやすくなり、キャリアアップも期待できるでしょう。

5-3.キャリアアップのポイント

どんな現場でどのように働きたいのか、考えて転職することがキャリアアップのポイントです。たとえば、看護師としての技術を高めたい場合は、大学院へ行き修士課程を修了しなければなれない専門看護師を取得しましょう。看護師としての方向性をきちんと考えておけば、キャリアアップの計画・人生計画が立てられるのです。

5-4.資格習得について

資格を取得する場合は、自分のキャリアアップや働きたい職場に合った種類を選びましょう。企業看護師や保健師として働きたい方は、衛生管理士の資格を取得したほうが有利に働きます。精神科・心療内科で働く場合は、精神保健福祉士・臨床心理士などの資格が有利です。取得したい資格を選び、試験をパスするための勉強を続けてください。

6.看護師の給料・転職にかんしてよくある質問

看護師の給料・転職にかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。

6-1.今後増える看護師の求人内容とは?

高齢者が増え続ける中、病院のベッド数が足りなくなっているのが現状です。そのため、自宅で治療を行う訪問看護・自宅医療の傾向が高まってきています。年々、訪問看護の求人が増え続けているのです。

6-2.看護師の初任給はいくらぐらいか?

看護師の初任給は、平均月給20万円以内となっています。ただし、勤務先によっては、手取りが20万円以上というところもあるのです。初任給はベテラン看護師よりも低めですが、勤続年数が増えるほど給料も高くなります。

6-3.転職サイトで行うカウンセリングの内容とは?

担当者とのカウンセリングでは、経歴や転職先の希望条件の聞き取りを行います。「看護師キャリアアップ」では、スムーズにカウンセリングを行うため、電話・面談によるカウンセリングを実施中です。

6-4.転職サイトはすべて無料なのか?

登録からサービスすべてにおいて、無料で転職サイトが利用できます。ただし、転職サイトの中には登録やサービスの利用が有料になっているケースもあるので注意が必要です。

6-5.平均年収が高めの仕事内容とは?

危険手当がついている精神科病院は、ほかの勤務先よりも平均年収が高めです。また、有料老人ホーム・美容整形外科・透析関係・重度心身障がい者施設の仕事は、精神的にもきつい仕事内容となっています。よって、平均年収もアップする傾向があるのです。

まとめ

いかがでしたか? 看護師の求人は、高齢者の増加によって年々増え続けています。病院やクリニックだけでなく、企業・工場・老人介護施設・訪問看護・検診センターなど幅広い職場があるのです。転職をスムーズにすすめるためにも、どのような職場で働きたいのか、看護師としての目標や希望条件を明確にしておきましょう。転職活動と仕事との両立が難しい場合は、転職サイトを利用するのも方法の1つです。転職サイトを上手に利用しながら、希望条件に合った職場を見つけてください。