看護師が就職先の選び方で重視すべきことは?

看護師が就職先を選ぶ際に重視すべきポイントは? 就職活動の流れも解説

元看護師のゆかり

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「看護師として働くにあたって、自分に合った就職先の選び方を知りたい」とお悩みではありませんか?

看護師の資格を持っていても、選ぶ就職先によって自分らしく働くことができるかどうかは変わってきます。看護師の就職先には、さまざまな場所があり、選び方のポイントを知っておきたいものです。

そこで、今回の記事では、看護師が就職先を選ぶ際に重視すべきポイントや、就職活動の流れについてまとめてご紹介します。

これから就職活動を行う看護師の方は、ぜひ参考にしてください。自分に合った就職先で、充実したキャリアを築いていきましょう。

  1. 看護師の就職先は?
  2. 看護師が就職先を選ぶ5つのポイント
  3. 自分に合った就職先の選び方を紹介
  4. 看護師の就職活動の流れ
  5. 看護師の就職先に関するよくある質問

この記事を読むことで、看護師が働くことのできる就職先や、自分の資格に合った就職先を探すポイントなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.看護師の就職先は?

まずは、看護師が選ぶことのできる主な就職先についてご紹介しましょう。

1-1.病院・クリニック

看護師の就職先として真っ先に思いつくのが、病院やクリニックでしょう。病院やクリニックにもさまざまな体制のところがあります。たとえば、入院施設があるかないか、総合病院か専門病院かによって、働き方には大きく違いがあるのです。また、国立病院か公立病院か、もしくは私立病院かによっても、病院の方針は異なります。自分に合った働き方をするためにはどのような病院やクリニックを選ぶべきなのか、よく考える必要があるでしょう。

1-2.高齢者介護施設

特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの高齢者介護施設で働くこともできます。主な仕事は入居者の体調管理や服薬管理であり、高度な医療処置を行うことはありません。病院やクリニックで働く看護師とは異なり、入居者の話し相手としての役割も担うことになるでしょう。

1-3.保健所・保健センター

保健所や保健センターで働く看護師は、健康に関する相談や指導・健康診断や予防接種の介助などが主な仕事になります。夜勤がないことや休みが決まっていることから、看護師の就職先として人気です。

1-4.保育園・幼稚園

保育園や幼稚園で働く看護師も増えてきています。園児の健康管理をはじめ、病気やケガに対する応急処置・衛生管理などが主な仕事です。保育士の補助として子どもとのかかわりを持つことも多いため、子ども好きな人におすすめの職場となっています。

1-5.企業

企業内にある医務室で働くことも可能です。病気やケガの応急処置をはじめ、社員への健康指導やメンタルサポートなどが主な仕事になります。夜勤や残業がないことから、規則的に働きたい人におすすめの職場です。

1-6.ホテル・デパート

ホテルやデパートの医務室で働く看護師もいます。利用するお客様の病気やケガに対する応急処置・病院への搬送判断を主に行うことになるでしょう。また、従業員の健康管理を担当することもあります。

2.看護師が就職先を選ぶ5つのポイント

看護師としての就職先を選ぶ際、チェックするポイントには以下のようなものがあります。

2-1.給与

やりがいを感じられるかどうかには、当然、給与も大きく関係してきます。給与に不満があると働く意欲もなくなってしまうでしょう。初任給はいくらでどのような手当がつくのか、昇給はするのかなど、いろいろな就職先を比較してみることが大切です。

2-2.勤務地

就職先を探す上で、勤務地を絞ることは非常に重要です。「地元から離れたくない」「通勤時間が短いところがよい」「都会の大きな病院で働きたい」など、希望はさまざまだと思います。希望に合った勤務地の中から、働きたいところを探しましょう。

2-3.人間関係

職場の人間関係が良好なことは、気持ちよく働く上で欠かすのことできない条件の一つです。社会で働く人の多くが人間関係に悩みを抱えており、「仕事は好きだけど人間関係がよくないので辞めたい」という人も少なくありません。人間関係は働き始めてみないと分からない部分も多いですが、職場を見学すれば雰囲気から読み取れることもあるでしょう。勤務年数が長い人が多いのか、すぐ辞めてしまう人が多いのかによっても、感じ取ることができるはずです。

2-4.教育体制

看護師として働く上で、スキルアップを目指す人は多いでしょう。院内や院外での研修や勉強会は用意されているか、新人フォローアップ体制は充実しているかなどをチェックすることも大切です。

2-5.勤務形態

夜勤や残業の有無・2交代制なのか3交代制なのか・1回の勤務時間はどのくらいなのかなど、勤務形態を重視して就職先を選ぶ人も多いと思います。自分に合った勤務形態で働くことで、ストレスなく仕事に集中できる可能性が高くなるでしょう。

3.自分に合った就職先の選び方を紹介

自分に合った看護師の就職先を選ぶためには、どうすればよいのでしょうか。

3-1.「就職先で何をしたいか」を明確にする

自分自身が看護師として就職したら、何をしたいのかを考えてみましょう。たとえば、「専門知識を身につけてスキルアップしたい」「将来子どもを産みたいので、育児と両立しやすい職場で働きたい」など、さまざまな希望があると思います。その希望に合った就職先を見つけることを、優先的に考えましょう。

3-2.自分の資格に合った就職先を探す

自分が持っている資格に合った就職先を探しましょう。正看護師の資格を持っていないと採用してもらえない求人もあれば、正看護師か准看護師のどちらかを保有していればよいという場合もあります。また、認定看護師や専門看護師の資格を持っていると給与アップが見込める場合もあるため、正当に評価してくれる就職先を選びましょう。

3-3.それぞれの就職先のメリットとデメリットを知る

看護師の就職先にはさまざまな場所がありますが、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、どんなところで働きたいか決める必要があります。たとえば、公立病院には福利厚生が手厚いというメリットがある反面、就職の競争率が高いというデメリットがあるでしょう。

介護施設は精神的・体力的に楽ですが、看護技術の向上が望めないため、もの足りなさを感じる人も多いと思います。保育園や幼稚園で働く場合は、残業が少ないというメリットがある反面、子どもが苦手な人には向いていないでしょう。こうしたメリットやデメリットをしっかり把握した上で、自分に合った就職先を選ぶことが大切です。

4.看護師の就職活動の流れを紹介

看護師として働くために、就職活動の流れを知っておきましょう。

4-1.目標の設定

まずは、自分にとってどのような就職先が合っているのかを考えるために、自己分析と目標の設定を行いましょう。どんな看護師を目指したいのか、どんな働き方をしたいのかを明確にすることで、選ぶべき就職先がある程度見えてくるはずです。

4-2.情報を集める

次に、情報収集をしましょう。看護師として働ける就職先にはどのようなところがあるのか、それぞれどんな働き方ができる場所なのかを知ってください。情報を集めるには、就職情報誌をはじめ、パソコンやスマホで看護師専用の役立ちサイトをチェックする方法もあります。気になる就職先があれば資料請求してみましょう。

4-3.説明会や見学会に参加する

看護師向けの合同説明会や病院の見学会・インターンシップに参加してみましょう。いろいろな病院を比較してみたり、実際の現場を自分の目で見たりするのは大切なことです。職場の雰囲気を見れば、就職してからの自分を想像しやすくなるでしょう。

4-4.希望の就職先を選ぶ

集めた情報の中から、希望の就職先を選びます。求人票をチェックする際は、給与や勤務時間をはじめ、看護方式や社会保険の内容・福利厚生などもしっかり目をとおしておきましょう。また、奨学金制度の活用を考えている人は、詳細を詳しく確認しておいてください。

4-5.応募書類を提出する

履歴書などの応募書類を作成し、提出しましょう。履歴書は面接の参考資料になる重要なものなので、内容をしっかり考えた上で丁寧に書くようにしてください。面接時のマナーについても勉強しておきましょう。また、小論文試験を実施している病院も多いため、対策を練っておくことをおすすめします。

5.看護師の就職先に関するよくある質問

「看護師の就職先について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.求人票で給与の欄を見る際のポイントを教えてください。
A.総支給額ではなく、基本給がいくらなのかをチェックしましょう。賞与は基本給で計算されるため、重要なポイントになります。

Q.病院によって福利厚生の大きな差はあるのでしょうか?
A.社会保障については病院によって大差ありませんが、住宅手当や資格取得支援制度など、病院が任意で設けているサービスには違いがあります。詳しくチェックしておきましょう。

Q.「看護師は就職に強い」というのは本当ですか?
A.病院やクリニックに限らず、幅広い分野で活躍できるため、選択できる就職先が豊富にあるという意味では「就職に強い」といえるでしょう。

Q.看護師の就職先探しで多い失敗例にはどのようなものがありますか?
A.「楽に勤務できる就職先を選んだらやりがいが感じられない」「給料が高いという理由だけで選んだら激務で体を壊した」などの失敗例が多いでしょう。

Q.看護師の離職率が高いといわれている理由は何ですか?
A.看護師不足による業務量の増加や、スキルアップを目指して転職する人が多いことなどが理由でしょう。また、女性が多い職場なので人間関係に悩んでしまうケースも多くなっています。

まとめ

看護師の就職先の選び方について、詳しくまとめました。看護師は需要が高いため、就職先が見つからず困るということはあまりないでしょう。

しかし、問題は「自分に合った就職先を見つけるにはどうしたらよいのか」ということです。ぜひこの記事を参考に、理想とする働き方ができる就職先を選ぶ方法を考えてみてください。

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