看護師のキャリアプランとは? どのように立てたらいいの?

看護師は昔から女性に人気の資格職です。現在は男性の看護師も増えてきた分、より働き方に幅が出てきました。そこで、大切になってくるのがキャリアプランです。

今回は、看護師のキャリアプランについてご紹介します。看護師にとってキャリアとはどのようなものなのでしょうか? また、キャリアプランを立てるメリットや必要性についてもご説明します。これから看護師を目指したいという方や看護師としてどうやってキャリアを積み上げていこうか考えている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

  1. キャリアプランって何?
  2. 看護師のキャリアプランとは?
  3. ライフプランとキャリアプランのバランスが大切
  4. キャリアプランはいつ立てる?

1.キャリアプランって何?

キャリアプランとは、「私はこの職種でどのように知識を身につけて成長していきたいか」という計画のことです。平凡なサラリーマンでも、異動によっていろいろな経験を積んで専門知識を深めることができるでしょう。

専門職では「自分は専門職のこの分野についてエキスパートになりたい」と希望すれば、職場はそれに沿った異動をしたり仕事を任せたりしてくれます。一昔前までは、一度会社に入社したら会社の方針に従ってキャリアを積んでいく働き方が一般的でした。

しかし今は、個人がキャリアプランを立てたら会社もそれを尊重してくれます。だからこそ、キャリアプランは重要でありライフプランとの兼ね合いも大切なのです。

2.看護師のキャリアプランとは?

では、看護師のキャリアプランとはどのようなものでしょうか? この項では、看護師のキャリアプランの一例をご紹介します。

2-1.学歴

看護師になるには、専門学校や短期大学、大学を卒業する必要があります。また、どの教育機関で学んだかによって、得られる知識や看護師以外に取得資格が得られる医療資格などが変わってくるのです。一昔前は、看護師になるやめには病院に付属した「看護学校」(専門学校扱い)を卒業するのが一般的でした。しかし現在は、医療技術の進歩によって看護大学を卒業した看護師が増えています。

また、看護大学を卒業すれば看護師と同時に保健師の受験資格が得られるのです。最近は看護専門学校を卒業して看護師の資格を取得した後、さらなる知識取得を目指して大学に進学する人もいます。ですから、看護師のキャリアプランの第一歩は、どのような学歴で看護師になるかということでしょう。

2-2.職場や働き方

看護師は、いろいろな職場で必要とされている仕事です。病院だけでなく介護施設や企業、学校などに勤務する看護師もいるでしょう。また、夜勤と日勤の両方をバリバリこなす人もいれば、ライフプランとの兼ね合いで昼や夜だけ働く人もいます。さらに、特定の分野の看護を極(きわ)めたいために、特殊な場所で働く方もいるでしょう。

2-3.キャリアアップの方法

看護師のキャリアアップは組織の中で役職を上がっていく方法と、認定看護師の資格を取得して特定の分野のエキスパートになる方法があります。大学病院など大きな病院の看護師長になれば、百人以上の部下を抱えることも珍しくありません。

また、特定の分野のエキスパートである認定看護師は、高度な看護を必要とする病院や施設からの需要も高いでしょう。しかし、その一方で無理のない程度で働きながら夫を支えて子供を育てる道を選択することも可能です。

2-4.転職

看護師は、転職しやすい職業です。ある程度ブランクがあっても、「看護師の資格があるのなら」と求められることもあるでしょう。

また、キャリアプランのために転職する看護師も珍しくありません。一度就職した後、自分が目指したい看護ができる職場を求めて転職する方もいるでしょう。その一方で、育児や介護を理由にハードな職場を離れて日勤しかないクリニックなどに転職する看護師もいます。

3.ライフプランとキャリアプランのバランスが大切

男性看護師も増えてきましたが、まだ看護師の8割以上が女性です。結婚や出産が仕事に与える影響は、男性よりずっと強いでしょう。組織で上の役職を目指そうとしたり認定看護師になろうと思ったりしたら、家族の協力が不可欠です。ですからライフプランも考えた上でキャリアプランを立てることが大切でしょう。

とはいえ、最初から何歳までに結婚をして、出産をするなどと決めるわけにはいきません。なので、キャリアプランを結婚や出産によってある程度変更できる作りにしておきましょう。「女性ばかり不公平だ」と思う方もいるかもしれません。しかし、男性もキャリアプランを計画的に進められる人はごくわずかです。むしろ、結婚や出産は対策が立てられる分乗り越えやすいこととも考えられます。

4.キャリアプランはいつ立てる?

では最後に、キャリアプランの立て方についてご紹介しましょう。いったいいつから立てはじめればよいのでしょうか?

4-1.キャリアプランは学校を選択するときに立てはじめよう

キャリアプランの初めの一歩は、学校を選択するときに立てましょう。早すぎるのでは?と思う人もいるかもしれません。しかし、看護を勉強できる学校もそれぞれに特徴があります。ですから、「こんな職場で看護師として働きたい」とぼんやりとでも希望を持っている方は、学校を選ぶ際の参考にしてください。

また、看護師のほかに保健師や助産師の資格を取得したい方は、取得しやすい学校に通うとよいでしょう。

4-2.就職する際はじっくりとキャリアプランを練ろう

看護師になって初めて就職する職場は、その後のキャリアに大きな影響を与えます。看護師は、就職できないということはまずありません。しかし、希望の職場に就職しようとすれば努力が必要です。ですから、学校に通いながら看護師として働ける職場などを調べておきましょう。また、就職した職場でどのようなキャリアアップができるかも知っておくとよいですね。

4-3.職場を離れる際は復帰の方法も考えておこう

妊娠や出産をするときは、どうしても職場を離れなくてはなりません。そのときに、産休や育休を取るのか退職して新しい職場を探すのかを考えましょう。

また、妊娠する時期についてもよく考えておくことが大切です。キャリアアップに必要な仕事をしている最中に妊娠してしまえば、キャリアを途中であきらめなくてはならないかもしれません。ですから、ある程度キャリアを積んでから妊娠するか、育児が一段落してからキャリアを積むかも考えておくとよいですね。

おわりに

今回は、看護師のキャリアプランについてご説明しました。
まとめると

  • 看護師は働き方がいろいろあるため、キャリアプランを立てることが大切。
  • 専門学校や大学に通っているときから、キャリアプランの基礎を考えておくこと。
  • ライフプランとの兼ね合いも大切。

ということです。

看護師は、ほかの職種よりも転職が簡単。しかし、だからといって無計画に転職をくりかえしていればキャリアを積んだ看護師と待遇や給与に大きな差が出るでしょう。キャリアプランはあくまでもプランであり、そのとおりに仕事ができるとは限りません。しかし、「何歳までにここまでのキャリアを積むための努力をする」とおおざっぱでよいので決めておくと、ライフプランとの兼ね合いもつけやすいでしょう。いろいろな働き方ができるからこそ、自分で道筋をつけることが大切です。先輩の意見や体験談も聞いて参考にしましょう。