看護師の働き方。夜勤専従看護師とは

photo

看護師の働き方として常勤・非常勤・単発派遣などがありますが、雇用条件として夜勤専従というものもあります。

夜勤専従の看護師は夜勤ができない看護師に代わって夜勤のシフトだけ従事します。通常看護師の夜勤勤務の回数には規定があり、それらに基づいて勤務シフトが組まれているので、夜勤ができない看護師を常勤として雇用している場合には夜勤の人手が不足することになります。そこを補うため、夜勤勤務だけを専門にする夜勤専従看護師が採用されるのです。

以前は非常勤雇用となることが多かったのですが、患者さんの病態を継続的に把握する必要があるなど、最近では常勤で募集を行う病院も徐々に増えて来ています。

夜勤専従のメリット

比較的少ない出勤日数で効率的に稼ぐことができる

日勤帯での出勤がないので、通常の働き方に比べ出勤する回数自体がかなり少なくなります。勤務先にもよりますが、勤務日数はひと月あたり712日程度で、連休が多い事も魅力です。夜勤専従パートの場合は1回あたりの夜勤手当は高額な場合が多いです。なお、夜勤専従でも常勤の場合は夜勤手当が出ない職場も少なくないので確認が必要です。

日中の時間を有効に使える

生活は多少夜型にシフトするものの生活パターンに慣れてくれば、自由になる時間は増やせるし、子供の学校行事への参加やプライベートな用事もしやすくなります。勤務時間は夜間のみですので、日勤夜勤の混合勤務より規則的な勤務のほうが体力的に楽だという看護師もいます。

夜勤専従のデメリット

突然の交代がしにくい

日勤に比べると夜勤は少なめの人数でシフトが組まれているため、突然の休みには対応できません。突然の子供の病気など急に仕事を休みたい時もありますが、夜勤を代わってもらえる人はそうそう簡単には見つけられませんし、夜勤の急な休みは周りの人にかなりの迷惑をかけてしまいます。

スタッフ数が少なく、急変時など勤務内容がハード

どこの病院でも夜勤のスタッフは少なく、点滴の管理・体位交換・トイレ介助・朝の検温などの業務負担は大きくなります。また、急変時にも適切な対応ができるよう患者さんの状態を常に観察し、把握しておく必要があります。スタッフに余裕がある場合は仮眠や休憩なども取れますが、最低限のスタッフで回している場合には休憩や仮眠を取る事ができません。

夜勤専従で働くためには一定レベル以上の知識・技術・判断力が必要です。
最低限のスタッフがそれぞれに受け持ちを持っているため、突発的に何か起こっても他のスタッフをあてにするような事はできず、どんな事態にも対応できるスキルが必要になります。
患者さんのことについても、申し送り等の情報があったとしても日中の様子がよくわからない中で判断をせまられることもあります。本人ができると思っても、経験が少ないと任せられないという場合もあるようです。

家庭の事情で日勤勤務が難しい場合や金銭的な面などから見れば夜勤専従という選択肢は魅力的です。しかし、給与や雇用形態、夜勤の実情などは病院によって違いが大きく、募集要項の記載方法も様々なので、高収入に惑わされて失敗したと後悔することがないように、給与体系をはじめ慣らし日勤の有無・夜勤のスタッフ配置・救急対応の件数・休憩や仮眠状況・日勤との引き継ぎ・残業の扱い・24時間体制の院内保育所の有無など、細かい内容まであらかじめ確認することが大切です。