看護師の初任給や手取りはどのくらい?給料アップを目指す方法を紹介

50bf1a21-b00e-41c6-8985-d68d9f7fabc3看護師の初任給や手取りはいくらくらいなのでしょうか。
一生懸命勉強をして看護師を目指している人なら、きっと気になるところですよね。
「看護師の給料は高い」とイメージは強いでしょう。
実際の平均年収はどのくらいなのか知りたいものですよね。

そんな人はぜひ参考にしてください。

1.看護師の初任給について

1-1.初任給の平均額は?

日本看護師協会によると、看護師の初任給は平均すると約26万円。
ただし、この数字は高卒で3年過程の看護専門学校を卒業した場合です。
大学卒だと約27万円になるため、スタートから大学卒の方がやや高くなります。
大学卒看護師の方が給料面でやや有利なのは、出世で少し有利なためです。
同じ実力を持つ大学卒と専門学校卒の看護師がいた場合、出世しやすいのは大学卒の方でしょう。
就職についても同様で、有名病院や大病院ほど、大学卒の看護師が有利になります。
ただし、もちろん専門学校卒の看護師でも出世した方はたくさんいるのです。

1-2.ほかの職種との違い

では、ほかの職種と比較するとどうでしょうか。
厚労省のデータに基づくと、女性の全70職種をランキングで示した結果、看護師は11位となっています。
世間一般において「給料が高い」と言われる医師や公認会計士、大学講師などに次ぐ上位と言えるでしょう。
また、「給料が高い」というイメージが強い弁護士ですが、女性に限定して比較すると看護師の方が高いという結果が出ています。

1-3.初任給は地域でも変わる

看護師の初任給は、地域によっても差があります。
たとえば、関東地方なら東京が断然初任給が高いでしょう。
大都市の方が忙しい分、給料も高いのです。
ただし、都市部での看護師不足は深刻な問題であり、1人の看護師に対しての負担が非常に多いのが現実。
そのため、労働が給料に見合っていないと感じる看護師も多いでしょう。

1-4.看護助手と看護師の違い

看護師は国家資格です。
しかし、看護助手は国家資格が必要ありません。
看護師ほど専門的な知識や技術を持ちませんが看護師の仕事をサポートする重要な仕事です。
看護助手の仕事はあくまでもサポートであるため、給料は低め。
年収で比較すると看護師の約半分程度でしょう。
そうは言っても、看護師の苦労を和らげるために、看護助手の存在は欠かすことができません。

2.手取りはどのくらい?

では、実際の手取りにするとどのくらいなのでしょうか。

2-1.必要経費の控除がある

看護師の初任給には、仕事着など必要経費の控除があります。
仕事着など必要なものを自費で購入することも多いため、初任給から5万円以上の控除がある場合も。
さらに、看護師の寮に入る場合は、初月に2か月分の寮費を差し引かれることがあります。
そのために、初任給で合計10万円近く控除されることもあるのです。
寮に入ることで一般の賃貸物件より安く済むことはできますが大きな負担になることは間違いないでしょう。
看護師は、経験を積んで順調に昇給することで高い給料水準になります。
しかし、入社したてのころは金銭面で苦労することも多いでしょう。

2-2.引かれる税金は?

看護師と言っても、給料から引かれる税金関係については、一般の社会人とほとんど代わりはありません。
基本的に控除されるものには、健康保険料や所得税、雇用保険料、年金保険料、住民税などがあるでしょう。
総支給額から2~3割差し引かれたものが手取り給料として支払われます。
つまり、看護師の初任給の手取りとしては、20万円程度になる場合が多いでしょう。

2-3.明細と手当て

看護師の給料には、病院が独自に設けている手当てが含まれる場合もあります。
たとえば、住んでいる住宅費用の一部を負担してもらえる「住宅手当て」や、役職に就いた場合にもらえる「役職手当て」などです。
明細の内訳に項目として表示されている場合もあるでしょう。
しかし、病院やクリニックによっては「その他の手当て」として表記されている場合もあります。
看護師になって2~3年たつと若干の給料アップ、夜勤や残業の増加により、上記の手取り額よりさらに2~3万円多くなることも考えられるでしょう。

3.給料を上げるにはどうしたらよいのか?

しかし、実際には「看護師の給料アップは難しい」と感じている人も多いのです。
看護師は人手不足と言われているものの、1つの職場に勤めている人数は多いのが現状。
給料が上がる機会としては師長や主任などの看護役職に就くことが挙げられます。
しかし、役職が少ない割に働いている看護師が多いために、機会に恵まれない人が多いのです。
では、看護師の給料を上げるためには、一体どうしたらよいのでしょうか。

3-1.正看護師の資格を取得する

准看護師に比べて正看護師は給料が高くなります。
資格取得手当てがもらえたり、基本給が数万円アップしたりする可能性があるでしょう。
すでに正看護師の資格を持っている場合は意味がありませんがそうでない人はぜひ検討してみてください。

3-2.キャリアアップを目指す

給料を上げる方法として、資格取得や認定制度を利用してキャリアアップを図るのもおすすめです。
給料アップにつながる資格には、保健師や助産師、呼吸療法認定士、ケアマネージャーなどがあります。
ただし、勤務先の賃金体系によっては反映されないこともあるでしょう。
また、保健師や助産師は養成課程を修了するのに1年以上かかり、国家試験を受験する必要があります。
取得までの道のりは厳しく、看護師として働きながらの取得は難しいでしょう。
そこで、多くの現場で給料に反映されるのが、認定看護師資格です。
看護師の免許を所有していて、実務経験が5年以上、かつそのうち3年以上特定看護分野での実務経験があれば受験することができます。
資格取得には6か月もしくは2年という教育期間が必要になるでしょう。
大学病院などでは付属の大学へ出向扱いにしてもらえることもあるため、減収にならずに資格を取得することができます。

3-3.転職する

給料のよい病院や上がりやすい病院に転職することを検討する方法もあります。
最近は、インターネットから無料で登録できる看護師転職支援サービスが充実してきており、給料アップやキャリアアップに最適な病院やクリニックを見つけるのが容易になったのです。
選任のコンサルタントがつくようなサービスも多いため、給料面だけでなく勤務体系についても交渉してくれます。
また、転職後のケアをしてくれるサービスもあるため、現実的な方法として利用している人も少なくないのです。
現在の勤務先ではもう大きな収入アップを見込めないというときは、転職を考えてみることをおすすめします。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
看護師を目指しているなら、初任給や手取りがどのくらいなのか知っておきたいものですよね。
看護師になってから、どうすれば給料面でよい待遇を受けることができるのか、自分に合った方法を確認しておくとよいでしょう。