人間ドックでの看護師の仕事とは? メリットや求人の探し方も解説

看護師の資格を活用して働ける職場の1つに、人間ドックがあります。「病棟やクリニックの業務は想像がつくけれど、人間ドックの業務は想像が難しい」という人や、「人間ドックの業務に興味があるので、業務の特徴を知りたい」という人もいるでしょう。

今回は、人間ドックで看護師として働く方法や人間ドックで勤務するメリット・デメリットを紹介します。

  1. 人間ドックにおける看護師の業務
  2. 人間ドックで看護師として働くメリット・デメリット
  3. 人間ドックでの業務が向いている人の特徴
  4. 人間ドックの求人の探し方
  5. 人間ドックの看護業務に関するよくある質問

この記事を読めば、人間ドックの看護業務に向いている人の特徴もよく分かります。人間ドックの仕事に興味を持っている看護師の方は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.人間ドックにおける看護師の業務

人間ドックでの看護師の業務には、以下のようなものがあります。

  • 身体測定・採血・視力や聴力の検査、各種検査の補助
  • 検査の介助や利用者の補助
  • 検査結果の入力や郵送などの事務作業
  • 検査の説明や問診など

病棟などの業務に比べて看護に関する仕事が少なく、事務仕事や検査補助・利用者への説明といったコミュニケーションを重視する仕事が多い傾向です。

2.人間ドックで看護師として働くメリット・デメリット

この項では、人間ドックでの仕事のメリットやデメリットを紹介します。

2-1.人間ドックでの仕事と他所の仕事を比べた場合のメリット

人間ドックでの業務と他所での業務を比べた場合、以下のようなメリットがあります。

  • 夜勤がなく、土日祝日が休みになることが多い
  • 力仕事が少ないため、体力がなくても問題なく働ける
  • 予定外のことが起こりにくく、心に余裕を持って仕事ができる

人間ドックは、健康な人が利用するものです。そのため、患者さんの生死に関わる業務はほとんどありません。ですから、「できるだけ精神的な負担が少ない場所で看護師として働きたい」という人にもメリットが大きいでしょう。

2-2.人間ドックで看護師として働くことのデメリット

一方、人間ドックで看護師として働くと以下のようなデメリットを感じやすいでしょう。

  • 看護師としてのキャリアアップが望めない
  • 接客業のようなコミュニケーション能力が求められるので、気疲れする
  • 事務仕事など、看護以外の業務スキルが求められる
  • 病棟勤務と比べて給与が低い傾向がある

そのため、看護師として今まで学んできたことを活用して働きたい、という人にとっては物足りなさを感じることも多いでしょう。また、看護師としてスキルアップが難しい分、転職が難しくなる可能性もあります。

3.人間ドックでの業務が向いている人の特徴

人間ドックで看護師として働くことがおすすめの人の特徴は、以下のようなものがあります。

  • 家事・育児・介護と仕事を両立させたい
  • 仕事にブランクがあり、心身共に負担の少ない業務を行いたいと考えている
  • 仕事ができる時間が限られ、残業や変則的な勤務が難しい人
  • ルーチンワークが苦にならない人
  • コミュニケーション能力が高い人
  • 事務仕事が苦にならない人

また、人間ドックは、時に限られた時間で大勢の人の検査をしたり案内をしたりする必要があるため、自分に任された仕事をてきぱきとこなせることも大切です。そのため、看護師の資格を取得してすぐの人より、「ブランクはあっても、看護師としてある程度職務経験がある人」の方が働きやすいところもあるでしょう。

4.人間ドックの求人の探し方

この項では、人間ドックで働きたい人向けに求人の探し方について紹介します。

4-1.人間ドックを行っている病院や機関

人間ドックは、総合病院や大学病院などで実施されています。病院の中には、ホテル並みの設備をそろえているところもあるでしょう。また、自治体の検診センターや健康センターなどでも人間ドックを行っているところがあり、そこで求人があるケースもあります。

4-2.求人の探し方

看護師の求人は、ハローワークや一般の就職サイトを探すより、看護師専門の求人サイトを利用した方が効率的です。また、各自治体の看護協会でも求人をしているところがあります。可能ならば、複数の場所を利用して探してみましょう。

4-3.自治体の広報やホームページもチェック

自治体の健康センターなどに求人がある場合は、広報やホームページに求人広告が出されることがあります。定期的に広報が配布される場合は、紙面をチェックしておくといいでしょう。

4-4.人間ドックで働いた場合の給与や休日

人間ドックは、基本的に平日の昼間に行われ、半日~1日で終わることがほとんどです。ですから、勤務は日勤だけで土日が休みということが多いでしょう。そのため、給与や夜勤ありの業務に比べると夜勤の手当てがない分低くなります。フルタイムで働く看護師の平均月収は、20代後半~30代前半で30万~35万と言われていますが、それよりも数万円低いと考えておきましょう。

5.人間ドックの看護業務に関するよくある質問

この項では、人間ドックの看護業務に関するよくある質問を紹介します。

Q.人間ドックで看護師として働く場合は、正社員として働けるでしょうか?
A.求人をしている病院や機関によります。たとえば、自治体の健康センターなどで働く場合、雇用の期間が決められている期間職員として、求人を出しているところもあるでしょう。

Q.人間ドックで泊まりがけの検査があるところなら、夜勤はありますか?
A.はい。1泊2日の人間ドックを実施している機関の場合は、夜勤があるところもあるでしょう。

Q.人間ドックの求人の場合、定年を超えても採用してくれるところはありますか?
A.求人がある機関によって異なりますが、募集している年齢が幅広いところもあるでしょう。

Q.人間ドックで勤務する場合、新卒では役立ちませんか?
A.そんなことはありませんが、看護に関する仕事は採血など限られたものしかないでしょう。そのため、看護師としてキャリアを積極的に積んでいきたいと考えている人は、病棟の方がおすすめです。

Q.人間ドックで採用された場合、人間ドック以外の科に回されることはありますか?
A.それは、採用したところによるでしょう。たとえば、総合病院で一般的な診療科に加えて人間ドックがあるが、毎日利用者がいないというところもあります。その場合は、普段はほかの科に勤務していて利用者がいる場合だけ人間ドックの仕事をすることもあるでしょう。また、市の検診センターなどの場合は、週に3日だけ勤務があるなどのケースもあります。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、人間ドックで看護師として働くことのメリットやデメリット、仕事内容・求人の探し方などを紹介しました。「看護師の資格を活用して仕事をしたいけれど、病棟勤務のようなハードワークは少々難しい」と考えている人にとっても、人間ドックの業務はおすすめです。ぜひ、選択肢に加えてみてください。