収入が高い秘密は?

看護師の待遇は本当にいいの? 収入が高い秘密は?

元看護師のゆかり

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看護師は仕事が大変だけれど、その分給料が高いというイメージがあります。しかし、それは本当でしょうか?

そこで今回は、看護師の待遇についてご紹介しましょう。ひとくちに高給といっても、基本給が高い場合と、いろいろな手当てがついて結果的に給与が高くなる場合とでは差があります。

また、看護師の場合は勤務体系が給与の額にダイレクトに関係してきます。看護師を目指しているけれど、看護師の待遇を知りたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

  1. 看護師の収入が高い理由は?
  2. 看護師が常に人手不足の理由は?
  3. 看護師の理想の働き方は?

1.看護師の収入が高い理由は?

この項では、看護師の平均年収や、収入が高い理由をご紹介していきます。同じ仕事内容でも、働く時間帯によって給与に違いがあるのです。

1-1.看護師の平均的な収入は?

平成25年度の看護師の平均月収は33万円、平均年収は473万円となっています。現在は男性看護師も増えてきましたが、看護師の7割が女性ということを考えると、かなりの高給ですね。しかし、看護師の勤務体系は24時間の3交代制です。また、月の平均的な勤務時間が167時間であることを考えると、かなりハードな仕事と言えるでしょう。

1-2.看護師の時給はどのくらい?

パートなどで短時間だけ働く場合、看護師の平均時給は1,996円です。これも一般的なバイトに比べてかなり高額です。しかし、同じ医療職である医師の平均時給は1万円を超える場合もあります。責任の重さが違うといえばそれまでですが、看護師も医療職としてミスが絶対に許されないことには変わりありません。

また、看護師の仕事内容は血圧、体温などのバイタルチェックや注射・点滴・患者の介助など多岐にわたります。ですから、この時給は決して高いとは言えないでしょう。

1-3.高給の正体は夜勤と残業?

現在の日本の法律では、夜勤をすれば「夜勤手当」が残業をすれば「残業手当」をつけなくてはなりません。実はこれが看護師の収入が高い秘密なのです。

たとえば、基本給が25万円だとしても、夜勤手当が4万円、残業手当が1万円つけば30万円になります。また、入院患者のいる病院では、土日祝日も看護師が必要です。お正月など特別な休日に出勤すれば「休日手当」が付く場合もあるでしょう。逆にそれらをすべてなくし、普通のサラリーマンのように、9時~5時までの勤務、残業もなしとなれば看護師の給与は、一気に低くなる場合もあります。

2.看護師が常に人手不足の理由は?

看護師はここ20年ほどずっと売り手市場が続いています。それはいったいなぜでしょうか? この項では、看護師が常に人手不足の理由をご紹介しましょう。いくら給与が高くても、仕事を続けられない理由とはどんなものなのでしょうか?

2-1.不規則な勤務時間

入院施設がある病院では、看護師は3交代制で24時間勤務になります。日勤の日もあれば夜勤の日もあるでしょう。このように勤務時間が不規則な職場は、規則的な勤務の職場よりもストレスがたまりやすく、年を取るにつれて勤務が辛くなっていく人が多いのです。また、子育てや介護中は夜勤を引き受けられない、というと退職を促される場合もあります。

2-2.重い責任

現在は医療ミスがすぐに大きなニュースになる世の中です。看護師は勤務中気が抜けません。また、「モンスターペイシェント」のように暴力、暴言をふるう患者もいます。勤務中に受けるストレスは大きいでしょう。それでも頑張って仕事を続けている看護師はたくさんいますが、中には耐えきれずに離職の道を選ぶ人もいるのです。

2-3.人間関係の難しさ

看護師は、男性に比べて女性の比率が高い職種です。職場が女性だけということも多いでしょう。それが悪いというわけではありませんが、一度関係がこじれると中々修復できないという場合が多いようです。

また、上司とのそりが合わなかったり、経営者とそりが合わなかったりしてやめていく看護師も少なくありません。看護師は資格さえあれば就職は比較的簡単ですから、離職に躊躇(ちゅうちょ)がない人も多いでしょう。

2-4.激務

日本ではどんな人でも一定の水準で医療を受けることができます。しかしその反面病院が常にパンク状態という場所も少なくありません。特に産婦人科や救急科、外科などは医師も看護師もろくに休みが取れないという病院もあるのです。

看護師はやりがいのある仕事ですが、あまりに忙しすぎると体が続かず、離職を考える人も増えるのです。その結果、残った人の負担がさらに大きくなっていくという悪循環におちいっている病院もあります。

3.看護師の理想の働き方は?

それでは最後に、看護師の理想の働き方についてご紹介します。「こんなにうまくいくわけない」と思う方もいるかもしれませんが、給料やキャリアだけにこだわりすぎないことも大切です。

3-1.自分に合った働き方を選ぶ

看護師はいろいろな働き方ができます。ですから、給料だけを見て職場を決めずに自分の体力や気力が続くのかということも考えて職場を選びましょう。いくら給与が高い職場とはいえ、残業が当たり前で夜勤が週に何回もあるという職場は、長く勤められないかもしれません。

また、出産や介護などでフルタイムで働けないという場合は日勤のみの病院や入院施設のないクリニックなどに転職も考えましょう。

3-2.病院だけが看護師の働く場ではない

今は、いろいろな場所で看護師の力が必要とされています。たとえば介護施設や養護施設でも看護師の求人はあります。また、訪問看護など病院に勤務しない看護士もいます。さらに、企業看護師など、一般の会社に勤務する看護師もいるでしょう。病院勤務を続けられないからといって看護師として働けないわけではありません。キャリアを生かせる道を探してみることが大切です。

3-3.看護師専門の求人サイトを利用しよう

看護師の求人はハローワークや一般的な求人情報誌にも載っています。しかし、より幅広い働き方を探すのなら、ぜひ看護師専門の求人サイトに登録してみましょう。ハローワークなどには載らない求人が登録されているかもしれません。

また、看護師以外にも資格を取得している方用の求人も豊富です。スマートフォンやパソコンがあれば簡単に登録も閲覧も可能なので、ぜひ利用してみましょう。

おわりに

今回は看護師の待遇や年収、仕事内容についてご紹介しました。
まとめると

  • 看護師の収入が高いのは、夜勤と残業の手当ても含まれているから
  • 看護師の収入は高いけれど、離職率も高い
  • 長く働き続けるには、自分に合った勤務体系を選ぶことが大切

ということです。

看護師は確かにやりがいのある仕事です。希望に燃えて就職した、という方も多いでしょう。しかし、人間は常に全力疾走をし続けることはできません。年齢やライフスタイルによって働き方を変えることも大切です。幸い看護師は、他の仕事に比べると、仕事の内容の幅が広く、いろいろな働き方を選ぶことができます。ですから、病院勤務だけに囚われず、いろいろな場所で活躍している看護師の存在を知って働き方を選んでみましょう。場所によっては勤務時間は短いけれど給料は良い、といところもあるかもしれません。

また、キャリアを無駄にしたくないという場合は産休や育休のことも良く調べてから就職しましょう。出産や育児で職場を離れざるを得ない看護師も少なくありません。

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