看護師がかかりやすい『膀胱炎』にはまず冷え対策を!

photo

日々、看護師はケガや病気の人達のケアを行っていますが、看護師の仕事の性質上どうしてもなりやすい腰痛や肌荒れ・手荒れなど健康上の悩みを抱えている人が多く、膀胱炎もそのひとつです。
看護師としてそれらの病気の知識も予防方法もわかっているのに、業務の都合上、十分な予防策をとれないのが現状なのです。

膀胱炎の原因

膀胱炎は膀胱に炎症が起こり、尿を溜めたり排尿したりする膀胱の働きに支障が出てしまう病気で、圧倒的に女性の発症が多い病気です。膀胱炎の原因のほとんどが細菌感染で、細菌が尿道から膀胱に侵入してくることで起こります。正常な場合、膀胱は細菌への抵抗力がありますが、疲労やストレスなどにより体力が落ちて抵抗力が弱まると、細菌に感染しやすく膀胱内の細菌が増殖してしまいます。

本来、排尿には尿道や膀胱の細菌を尿で洗い流す役割があるのですが、尿意があるのにトイレを我慢することを繰り返すと、細菌感染が起こり膀胱炎の原因になってしまいます。
看護師は多忙な業務に追われなかなかトイレに行けなかったり、患者さんへの処置やケアを優先し尿意を我慢して抑えてしまったりする事が多く、水分補給も休憩時間くらいにしか行えない等、膀胱炎を発症しやすい環境になっているのです。

膀胱炎の予防

女性がかかりやすい膀胱炎は、一度発症すると繰り返すことが多い病気です。膀胱炎にならないための予防策として必要なのは「菌を入れない事」「菌を増やさない事」「抵抗力を落とさない事ですが、そのためには

  • トイレを我慢しない
  • 生理ナプキンなどはこまめに交換して清潔にする
  • 水分を多く取る
  • 身体を冷やさない

事が大切です。
特に、下半身が冷えると、膀胱や尿道など排尿に関わる臓器や筋肉の機能が鈍くなり排尿回数が少なくなることがあります。また、正常な場合の膀胱の粘膜の温度は37℃前後を保っていて、細菌が侵入したとしても繁殖することは少ないと言われていますが、冷えによって膀胱内の粘膜の温度が32℃以下になると、細菌が繁殖しやすい環境になります。

冷え対策のショウガを手軽に

冷え対策にはいろいろな方法がありますが身体の中から温めることが基本です。特に身体を温めるのに効果的な食材として代表的なショウガですが、ショウガの中に含まれている「ショウガオール」という成分が胃腸を刺激し血流を高め、熱を作り出してくれる効果があるのです。

しかし、仕事の休憩中にショウガをすり下ろしたり、ショウガ紅茶を作ったりするのは難しいので、チューブ入りのショウガを常備しておくと便利です。
ステンレス製のマイボトルなどに紅茶やウーロン茶などの飲み物を入れておき、飲むときにチューブ入りのショウガと蜂蜜を入れたり、ランチのみそ汁にチューブ入りのショウガを入れたり、仕事中の休憩時間にも簡単にショウガを取ることができます。
冷え対策は膀胱炎だけでなく、他の病気にならないためも大切なことです。

看護師は過度で不規則な勤務体制や疲労、ストレスなど身体・精神の両面にかかる負担で体調不良や病気になってしまいがちです。
膀胱炎の症状や痛みがある場合は、腎炎などの病気に発展する可能性があるので早めに受診し完治させることが一番です。無理をせず、まず自分の体調管理を整えましょう。