看護師っていつ休めるの?忙しい看護師達の休日事情

看護師の勤務は、24時間3交代制というイメージが強く、昼夜を問わずに働らかなければならないと思っている人もいます。しかし、看護師はほかの職業に比べると働く時間を選びやすいということは、あまり知られていません。また、「看護師の休日はどのようになっているのか?」と疑問に思っている人も多いはずです。

そこで、今回は看護師の休日事情を解説します。看護師の働き方をしっかりと知ることができれば、職場選びも参考にもなるでしょう。

  1. 休日はどのくらい?
  2. 有給などの休暇制度は?
  3. 休日の過ごし方は?

1.休日はどのくらい?

入院病棟がある総合病院・高齢者の生活施設など

病棟や高齢者・障害者の生活施設の看護師は基本的に24時間シフトのスケジュールで勤務しており、そのシフトに従って振り分けられた休日になるため、土・日・祝日はもちろん、定期的な曜日に休めるというわけではありません。 2交代制または3交代制というローテーションで回していますが、病院の休日設定で一番多いのは4週8休というパターンで、週休2日ではなく1ヶ月の中で休みの数の帳尻を合わせるというところが多いようです。この『4週8休』は年間休日に直すと104日で、完全週休2日の年間休日数より少なくなります。ちなみに『月に8日の休日』は年間休日に直すと96日になります。 また、勤務終了後や休日に会議や研修会などが入ることもあるため、実際はもっと休みが減ってしまう可能性があります。

クリニック・個人病院など

基本的にクリニックや個人病院などでは、週1日の午後と日曜・祭日がお休みというところが多く、半日診療の日を2回合わせて1日分の休みと数えるケースなどもあり、年間休日数としては100日を下回っているケースもあります。クリニックによっては、日曜と平日1日が休みの場合もありますがクリニックの休診日に合わせた休日設定となります。日勤のみで休日も固定されているため、規則的な生活はできるでしょう。しかもお盆や年末年始は休みになるので、年末年始の長期休暇などは気兼ねなく取ることができます。

企業・学校など

企業・学校に採用されている看護師は、その企業・学校の規則が適応されます。基本的に、土日祝日の休日120日に夏期・年始年末休暇と有給休暇を合わせると、平均的な年間休日数は130日位になる計算になります。ただし、24時間稼働している工場などの場合はそのカレンダーに準じています。

2.有給などの休暇制度は?

年間の休日数だけでなく、有給休暇をどれくらい利用しやすいかという事も大事なポイントです。 有給休暇は労働者の権利で、最低でも初年度は6ヶ月後に10日間、その後は1年ごとに付与日数が増え、最高で20日が一般的です。病院規模や雇用形態(常勤、非常勤、アルバイト)を問わず、要件を満たしていれば有給休暇が発生しますし、労働者はそれを使う権利があります。

有給休暇を消化できるかどうかによって年間の休日数にはかなり違いが出てくるのです。例えば 『年間休日数が100日で有給休暇の消化率が100パーセントの職場』では、合計して年間休日数は120日程度になりますが、『年間休日数が110日で有給休暇の消化率が0パーセント(有給がほとんどとれない)の職場』の年間休日数は110~112日程度となり、『年間休日数が100日の職場』の方が多いことになってしまいます。

現場では「有給休暇なんてほとんど取ったことがない」「希望を出しても普通の休日が適応されるので休みは増えない」「有給の消化どころか休日を次の月に繰り越すこともある」等の声も多く、看護師の有給消化率の現状は50%を割り込んでいるというデータにもある様に、「周囲に迷惑がかかる」「休みの申請は月1回までの規制がある」など、有給などの休暇制度があっても職場の慣習や周りの雰囲気によって、それらを利用できない事が多いのです。

3.休日の過ごし方は?

勤務形態や未婚か既婚かによっても休日の過ごし方は異なる様ですが、看護師の休日の過ごし方で特に多いのが寝ることです。たまの休日には「あれもしたい、あそこに行きたい」とあれこれ計画を立てるものの、「気がついたら寝てしまった」「録りためておいたテレビ番組を観た」「漫画や本をまとめて読んだ」など、家でゆっくり過ごす事が多いようです。
どうしても平日休みが多くなるため、他業種の友人や彼氏との予定が合わない事や一人で過ごす事に最初はストレスを感じることもありますが、『ジムの平日会員になっている』『美術館や映画館が空いていてゆっくり楽しめる』『美容院やエステの予約が取りやすい』等、平日休みならではの充実したプライベートを過ごしている様です。また、医療技術や知識を高めるために、夜勤明けや休日を利用して医学や看護の書物を読んで勉強する人も多いし、なかにはキャリアアップを目指して大学に通っている人もいます。

まとめ

看護師不足が続く中、看護師の離職率を下げるために労働環境は徐々に改善されつつあり、有給休暇や介護休暇、育児休暇などの充実が図られています。看護師にとって休日のリフレッシュはとても大切です。求人票の休日の記載については『週休2日』・完全週休2日・4週8休などいろいろな種類がありますが、その意味を理解し、有給休暇などの日数や取りやすさなども含めて確認しておきましょう。